夕食は一日の最後の食事です。夜はあまり活動しなくなり、消費カロリーも少なくなります。なので、夕食は朝食や昼食のような食事とは違うメニューを選びましょう。
■夕食の時間を早める
遅く帰ってきて夕食を食べた後、すぐ寝ると太るといわれます。すぐに寝てしまうときちんと消化されず、体脂肪になる確率が高くなります。それを避けるためにも、夕食を早めの時間にすませましょう。10時に食べている人は９時に、７時の人は６時に少しでも繰り上げましょう。夕食を早く食べれば翌朝お腹がすくので、朝食をしっかり食べられます。朝食抜きはその後のドカ食いにつながりますから、夕食を早く食べて、朝食をきちんと食べる習慣をつけるだけでもダイエット効果があります。
■夕食に油っこいものは避ける
ダイエットには、昼食をたくさん食べて夕食の量を少なく、という人もいますが、せっかくの夕食を少量でがまんするのは精神的に辛いことです。たくさん食べて太らないようにするには、揚げ物や炒め物、中華料理、天ぷらなどの脂肪の多い物を避け、魚や肉は煮物、焼き物、刺身などの低脂肪の調理法でタンパク質をたくさん摂ることです。タンパク質の合成は夜寝ている間に行われますから、夕食でタンパク質を補給すると、新しい筋肉をつくり出すことにつながり、基礎代謝を高めます。
逆に夕食で油を摂ると寝ている間に体脂肪として蓄積されます。ご飯などの炭水化物と脂肪を一緒に摂ると、炭水化物だけが優先的に燃え、脂肪は蓄積されやすいのです。また、砂糖はご飯よりインスリンの刺激が強いので、砂糖と脂肪を一緒にとると、さらに脂肪が脂肪組織に取り込まれやすくなります。
■夕食は和食に
和食の基本はご飯。ご飯だとおかずを交互に食べられますし、ご飯に味がないため、薄味のものもおいしく食べられます。そういう意味で、ご飯を中心とした和食は、低脂肪食をおいしく食べられ、炭水化物とタンパク質をバランスよく摂る点でダイエットに適しています。
一方、洋食だと魚や肉を一皿ずつ片づけ、パンでお皿のソースまでふきとって食べるため、高タンパク、高脂肪になりやすいのです。また、パンでお腹をいっぱいにしても、消化が早いためすぐにお腹がすいてしまいます。低脂肪、高たんぱくの和食でご飯をたくさん食べれば、満腹感も得られます。
空腹感に耐える無理なダイエットよりは、脂っこいをものを避けた和食をお腹いっぱい食べる方が成功する確率も高くなります。ですが、食べてばかりで運動をしないと痩せられませんので食べ過ぎには気をつけましょう。
 |
